スペインの情熱を、一杯のグラスに。「ブレリア ヘイジーIPA」発売記念フラメンコLIVE体験レポート

スペインの情熱を、一杯のグラスに。「ブレリア ヘイジーIPA」発売記念フラメンコLIVE体験レポート

2026年7月3日、東京・品川にあるスペインレストラン「ジヴェ クラフトビール&スパニッシュ」にて、店舗限定クラフトビール「ブレリア ヘイジーIPA」の発売を記念したフラメンコLIVE×試飲会が開催されました。歌声とギター、そして激しいステップが織りなすフラメンコと、その情熱を表現したというクラフトビール。両者を同時に楽しめる貴重な機会にお邪魔しましたので、当日の様子をレポートします。

毎月開催のフラメンコLIVE、今回は新商品の発売に合わせて開催

株式会社Stay foolish(東京都品川区、代表取締役:加瀬健一氏)が主催した当イベント。会場は同社が経営するスペイン料理店「ジヴェ クラフトビール&スパニッシュ」で行われました。

Stay foolishでは、毎月定期的にフラメンコダンサーを招いたライブを開催しています。今回はライブに合わせて、新しく発売されたクラフトビールのお披露目を兼ねた回として企画されたとのこと。

熱気に包まれた60分間のフラメンコライブ

ライブ開演前、代表の加瀬さんから挨拶がありました。「今日の踊りは、今日のこの瞬間にしか見られないものです」。フラメンコを「一瞬の芸術」だと表現していたのが印象的です。とはいえ、堅苦しい雰囲気ではまったくなく、「お酒も飲まずに真剣に見てください、というわけではありません(笑)」と続け、会場から笑いが起こりました。飲みながら、食事しながら、しゃべりながら、気軽に楽しんでほしいというスタンスが伝わってきます。

 

続いて、カンテ(歌)を担当する笛田剛史さんが登場し、ギターの鈴木淳弘さん、ダンサーの遠藤美穂さん・川田久美子さん・三家本夏美さんとともにこの日の演目を紹介してくれました。オープニングは商品名にもなっている「ブレリア」。そこから歌のソロ、「グアヒーラ」「シギリージャ」「タラント」、最後は「タンゴ・デ・マラガ」まで、盛りだくさんの構成です。

曲ごとの解説も見どころのひとつでした。中南米から逆輸入されたという「グアヒーラ」は、色っぽい歌詞が続く一曲。対して「シギリージャ」は、夫が病床で命を落としかけているという重く辛い情景を描いた曲だそうで、フラメンコに対して多くの人が持つ「切なさ」のイメージそのものです。会場が特に沸いたのは、笛田深瀬さんがソロで歌う「タンゴ・デ・グラナダ」の解説でした。歌詞に含まれる「グラナダの夜明けを見ずして、グラナダを語るなかれ」という一節を、日本の「日光を見ずして、結構と言うなかれ」になぞらえた場面では、大きな笑いが起こります。

演奏が始まると、スペイン語の歌声とギターの旋律、そして床を打ち鳴らすサパテアード(足裏で床を叩く技法)の音が会場に響き渡りました。踊り手が曲の緩急を体ひとつで操っていく様子は、想像していた以上に迫力があります。「オレ!」「ビエン!」という掛け声。自然と重なる手拍子。演者と観客が一体となった、熱気のある時間でした。

ブレリア ヘイジーIPAとは?

フラメンコライブとともに、今回お披露目となった店舗限定のクラフトビール「ブレリア ヘイジーIPA」。名前の由来は、フラメンコの曲種のひとつである「ブレリア」から取られています。この日のLIVEも「ブレリア」という演目で幕を開けており、商品名と演目のリンクも興味深いところです。

商品名 ブレリア ヘイジーIPA
スタイル ヘイジーIPA(濁った見た目とジューシーな味わいが特徴)
価格 1,300円(店内価格)
発売日 2026年7月3日(本格発売)
販売店舗 ジヴェ クラフトビール&スパニッシュ(品川)/カラオラ(大手町)/マーブルアーチ(日比谷OKUROJI)

味わいは、ヘイジーIPAらしい濁ったオレンジ色の見た目に、まろやかな口当たり。そこに濃厚な苦味と、果実を思わせるジューシーさが重なります。ラベルもとても個性的で、色彩が爆発するような躍動感あふれるデザイン。スタッフが制作したというこのラベルには、この日出演した3名のダンサーの姿も描かれているそうです。

開発の背景には、こんなエピソードもありました。加瀬さんはもともと自社での醸造免許取得を目指していましたが、コロナ禍で会社の財務状況が悪化し、免許取得の条件を満たせなくなってしまったといいます。そこで、埼玉県越谷市の「ココブルワリー」などの協力を得て、自社のレシピをOEMで醸造してもらう形に切り替えたそうです。逆境から生まれた一本、という背景も知っておきたいポイントです。

実際に飲んで感じた、香りと苦味の余韻

グラスに注がれた「ブレリア ヘイジーIPA」に口をつけると、まず柑橘系を思わせる香りが広がりました。飲み込んだ後にはヘイジーIPAらしいしっかりとした苦味が舌に残り、余韻も長く楽しめます。スペイン料理との相性を意識して造られているとのことで、生ハムやトルティージャといったタパス類との相性も抜群でしょう。

フラメンコの熱気に包まれながら味わうビールは、会場の雰囲気ごと楽しめる一杯です。舞台上の演奏と、グラスの中の果実感のある苦味。その両方が重なり合う体験でした。また、店舗限定でしか味わえないという特別感も、フラメンコやスペイン文化にまだ馴染みのない層にとって、思わず一本試してみたくなる入り口になりそうです。

運営するStay foolishと、フラメンコライブを取り入れたきっかけ

同社が展開するスペインバルは、「ジヴェ クラフトビール&スパニッシュ」に加えて「カラオラ」(東京都千代田区大手町)、ロンドン発のスペインバル「マーブルアーチ」(東京都千代田区内幸町)の3店舗。いずれの店舗でも「ブレリア ヘイジーIPA」を味わうことができます。

加瀬さんによると、フラメンコライブを取り入れたきっかけはコロナ禍だったそう。オフィス需要の減少で客足が落ち込んだ時期に、スペイン文化をより深く知ってもらう機会を作りたいという思いから始まったといいます。日本では踊りのイメージが先行しがちなフラメンコですが、そのルーツは歌にあり、かつて政府に虐げられた人々の悲しみから生まれた歌が、時間をかけて踊りを伴う文化へと発展していったという背景も聞かせてもらいました。

次回イベントのお知らせ

フラメンコLIVE定期開催イベント 主に第一金曜日に開催

日程:2026年10月2日(金)、11月6日(金)

時間:18:30 開場 / 19:30〜20:30 フラメンコLIVE

場所:ジヴェ クラフトビール&スパニッシュ(東京都品川区北品川6-7-29 ガーデングレイス品川御殿山1F)

おわりに

歌と踊り、そしてクラフトビールという組み合わせは、一見すると意外に思えるかもしれません。しかし実際に体験してみると、フラメンコの持つ情熱や生き様が、ビールの味わいやデザインにも表れていることが伝わってきました。スペイン料理とともに、一瞬しか見られない舞台と一杯のビールを味わう時間。日常を離れた特別なひとときになるはずです。気になった方は、ぜひ一度お店に足を運んでみてください。

ライター:岡井祥子

編集プロダクションで約6年、コンテンツマーケティング会社で約6年の実務経験を持つ、フリーランスの編集・ライター。旅行系やグルメ系、インタビューなどの雑誌制作から、不動産・医療・金融・人材系などのSEOコンテンツの編集・ディレクションまで幅広く対応。ディレクション実績は、編集プロダクション時代と合わせて100社以上。

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